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【開発の裏舞台】電動ウォーターガンは「完全防水」じゃない?ASUYAが明かす技術の壁と飽くなき挑戦

夏のレジャーやBBQを最高に盛り上げるガジェット、電動ウォーターガン。引き金を引くだけで圧倒的な連射が楽しめる新時代の水遊びギアですが、購入前に多くの方が抱く疑問があります。

「電動の水鉄砲って、プールにドボンと落としても壊れないの?」

結論からお伝えすると、市販されている電動ウォーターガンの多くは「完全防水(水没OK)」ではありません。

「えっ、水鉄砲なのに?」と思われるかもしれません。今回は、私たちASUYAの開発チームが直面している「防水の壁」と、それを乗り越えるために日々行っている必死の開発の裏側を、正直にお話しします。

1. なぜ電動ウォーターガンの「完全防水」は難しいのか?

水を通す道具でありながら、中身は精密な家電製品。この矛盾こそが、電動ウォーターガン開発における最大の難関です。技術的に完全防水が難しい理由は、大きく分けて3つあります。

① 電気と水の「絶対に相容れない」関係

電動ウォーターガンの内部には、強力なモーター、大容量バッテリー、そしてそれらを制御する電子基板が詰まっています。ここに水が侵入すると、一発でショートして故障の原因になります。

② 「動くパーツ」が多すぎる

引き金を引くトリガー、水を押し出すピストン、自動給水のためのポンプなど、電動ウォーターガンは可動パーツの塊です。パーツが動くということは、どうしても物理的な「隙間」が生まれます。ここを完全に密閉しつつ、滑らかに動かすのは至難の業なのです。

③ 空気を逃がさないと「水が出ない」

最も皮肉な理由がこれです。仮に内部を樹脂などで完全に密閉(真空状態に)してしまうと、水を吸い込んだり発射したりする際に空気の逃げ場がなくなり、圧力がかかって動作しなくなってしまいます。「水と空気は通さなければならないが、電気系統には1滴も触れさせてはならない」という、極限のバランスが求められるのです。


2. 「完全ではない」からこそ、ASUYAが挑む限界の挑戦

「プールに沈めたら壊れます」で終わらせてしまっては、ASUYAの名が廃ります。私たちは「全身防水」と誇大広告を打ってお客様をがっかりさせるようなことは絶対にしません。

その代わり、「日常の水遊びでは絶対に壊れない、極限の耐水性」を目指して、開発チームは泥臭い実験と改良を繰り返しています。

  • 防水バッテリーカバーの進化: 現在のラインナップ(ASW-900 BLASTやASW-700 MINIなど)には、パッキンを強化した専用の防水バッテリーカバーを採用し、最も危険な電源周りを死守しています。

  • 基板への特殊コーティング: 万が一、内部に湿気や水滴が侵入しても致命傷にならないよう、電子基板の表面に特殊な撥水・防水膜をコーティングする技術をテスト・導入しています。

  • 自動吸水時の設計工夫: 銃口を水につけて自動で水を吸い上げる際、モーターがある本体上部には水がかかりにくいよう、内部のルート設計をミリ単位で突き詰めています。

完璧な「水没OK」への道のりは簡単ではありませんが、私たちは今この瞬間も、新しい素材や密閉技術の応用を研究し、一歩ずつ理想へ近づいています。


3. オーナー様へ。ASUYAを長持ちさせる「3つの約束」

開発チームがどれだけ技術を磨いても、やはりオーナー様の優しい扱いが、製品を一番長持ちさせます。ASUYAを何シーズンも相棒として使っていただくために、以下のマナーを守っていただけると幸いです。

  1. プールや海に「沈めない」 水飛沫を浴びるくらいなら平気ですが、水中にドボンと浸けるのだけは避けてください。自動吸水の際も、水につけるのは「銃口の先端部分だけ」にするのがコツです。

  2. 遊んだ後は「真水で洗って乾かす」 特に海水や泥水が混じった水で遊んだ後は、内部に塩分やゴミが残り、サビや目詰まりの原因になります。きれいな真水を通したあと、しっかり乾燥させてください。

  3. バッテリーは外して保管する 使い終わったら、バッテリーを本体から取り外して別々に保管してください。これが端子のサビや液漏れを防ぐ一番の裏技です。


まとめ:完璧じゃないからこそ、私たちのモノづくりは面白い。

「完全防水」という言葉は簡単ですが、それを実現するための技術の壁は高く、厚いです。しかし、ASUYAは「最高のヒーロー体験」を皆様に届けるため、その壁から目を背けずに挑戦を続けています。

私たちのこだわりと熱意が詰まったASUYAの電動ウォーターガンで、今年も安全に、思いっきりエキサイティングな夏を楽しんでください!

 
 
 

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